歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

久々に本を読んでいる

子どもと離れて一人旅の道中、何だか落ち着かず、いつものように眠ることも出来ないので、小児精神科医の渡辺久子著“母子臨床と世代間伝達”を読み始めた。内容は下記の通り。

子どもたちの心の臨床の場では、親の苦悩が子から孫へと伝達するケースが非常に多い。この情緒の世代間伝達の鎖を断ち切るための治療法「母子臨床」を解説。小児科・精神科の臨床現場からフィードバックした知見の集大成。(アマゾンのレビューより)

諸説の解説と症例を交えており、啓蒙的な色合いが強い上、全編雑誌からの再録のため、素人の身にも比較的読みやすい。

“世代間伝達”については、渦中の身のため考えをまとめられないので、一つだけメモ。

精神病理の世代間伝達を防ぐ可能性をもつことに、“内省的自己”を育むことがある。これは、(親が)自身の苦況や葛藤をありのまま見つめ、整理したり、語ることができることだという。日記などで自己を振り返ることしかり、信頼できる誰かに心情を吐露することしかり…と。