結婚式とクレイマー・クレイマー
学生時代の友人の結婚式に参加するため、単身上京(子どもは彼とお留守番)。
彼女(ともう一人の友人)は、私の苦々しい学生生活3年間を支えてくれた存在で、彼女たちがいなかったら、途中で辞めてしまったかもしれないと思う(それはそれで幸せだったかもしれないが…)。
卒業してから数回会ったっきりだったので、久しぶりに会う彼女は、月並みな言い方だけれど、とっても綺麗になっていた。表情も明るく活き活きして、幸せそうで本当に嬉しい。
ところで今回の上京。1歳の子どもを置いていくことにためらいがあったが、“お互い結婚したり仕事持ってると、近くてもなかなか会えないんだからさぁ、まして遠くにおるし、行っといでよ~。彼女だったらなおさらよぉ~”と、ありがたくもノンキな調子で彼に言ってもらったことが後押しに。
子どもの理解能力も、1歳半ばを過ぎたあたりから飛躍的に伸びたので、数日前から“お父さんとお留守番できるかな?”と話し(もちろん、理不尽な要求なので首を縦に振らない。ただ、言うたびに“イヤ”と抱きついてくるので内容は理解しているらしい)、準備万端さぁ出発。
道中落ち着かなかったのは私の方で、聞いたところによると、子どもはグズらず割と機嫌良く遊んでいたらしい。子どもがいない長旅の、何と長々しいことよ…。
“それにしても、うちの旦那様も結構イイ奴だったんだなぁ。”幸せそうな新郎新婦を見ながら、ボンヤリと思った。