経皮毒
先日の友人との会話で、“シャンプーが頭皮から吸収されて、(各臓器にその成分が蓄積されるため)助産師さんの中には、羊水の臭いで、産婦さんの使用しているシャンプーの銘柄がわかる人もいるらしい”、“多くの婦人科系の障害は合成シャンプーに由来していることもあるらしい”という話になった。
さもありなんかし?
これは“経皮毒”の、合成界面活性剤の功罪に関する考えに基づくものらしい。
しかし、シャンプーの香料と合成界面活性剤は別物であるし、“都市伝説の1つだろう”というネットに散見する見方に何となく賛同。個人的には、追記に引用したyahoo知恵袋のベストアンサーが、やはり冷静な見解で好感が持てる。
【参照サイト】
経皮毒ーWikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/経皮毒 →click )
経皮毒事典(http://keihidoku.seesaa.net/ →click )
経皮毒がわかる(http://keihidoku.cjammbon.com/ →click )
【yahoo知恵袋】の回答は追記参照。
ちなみに、私自身は出産前から数年来の石鹸派(洗髪料とも)。
家人も私も、シャンプーや化粧品などで肌が痒くなったためだが、確かに(?)お産は軽かった。
こはいかに(結局、個人の判断で、除くべきは除くに限るということか…)。
【yahoo知恵袋】(質問日時: 2006/5/15 22:01:21 解決日時: 2006/5/19 23:06:06)より
Q.「ほとんどのシャンプー合成界面活性剤がふくまれているので最近の妊婦さんの羊水からはシャンプーの香りがする」
というのをよく聞きますが、
「歯磨き粉の香り」や「台所用洗剤の香り」という話がないのはなぜでしょうか。
A.ベストアンサー
その考え方は「経皮毒」と言われるもので、皮膚から有害物質が浸透して害を及ぼすというものです。
まあ一つの考え方ではあるのですが、実際は全然証明されておらず、自然派化粧品を販売する上での宣伝文句に利用されているのが現状です。なぜシャンプーかというと、自然派とかで高級品が売りやすい商品群だからだと思います。
まあ羊水からシャンプーの香り云々は、宣伝としてはどうかと思いますが・・・。
なぜ証明されないかというと、人間が生活する上ではありとあらゆる害を及ぼす要因(喫煙、環境、加齢、ストレス、食品、飲酒等)が周りにあって、これが原因だというのが特定出来ないからです。
合成界面活性剤についても一言。これの短所は生分解性(自然環境での分解性)が悪い点であり、これから派生して色々と叩かれています。また石油から精製されているイメージが悪いのでしょう(最近の精製技術ではほとんど不純物を含まず、むしろ天然原料より安全性は高いのですが…)。
しかし合成界面活性剤は石油から安価で大量に生産出来る為、そのおかげで近年の衛生環境は格段に良くなりました。それに対して植物性化粧品の場合は、その原料を大量に栽培する為に各地で焼畑農業等が行われ、原生林が失われる要因にもなっています。
ようはいろんな見方が出来るという事ですね^^ (回答した人: kani_gohan2000さん)