福耳の季節
ママになぞなぞです。なぞなぞだから1回しか言わないので、よく聞いて下さい。
幼稚園のお砂場を、お兄ちゃん先生がキレイにお掃除して下さっている時に、
きく組のお友だちが2人来て、それから、ばら組のお友だちが3人来て、
遊びましょうと言っている時に、うめ組のお友だちが3人来たんだけど、
そうしたら、きく組さんとばら組さんのお友だちが2人でブランコに行っちゃったの、
さて、お砂場には何人いるでしょう?
“えっ、なに? ん、もう1回!”
“ぶっぶー。1回しか言いませんと言いました”
最近あった、5歳児との会話。
文字という形で見ると、簡単なのに…。
今、“文字”という世界が無い世界に住んでいる未就学の子どもたち。
絵本の世界を耳コピした上で、原作にはないものの、それなりに場面に沿った言葉をつむいで遊んだりもする。
思考を組み立てる情報の大半を、耳から“音”として受け取っている。
“福耳”の季節にいるんだなぁ。