歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

はまりもの2種(漫画)

石川 雅之“もやしもん”(→amazon)。菌が肉眼で見える大学生の話だが、“冷蔵庫で菌を駆使する“醸し”の名人”としては、やはり血が騒ぐ。

勢いづいて、日本酒呑んだくれてみたり、パンを焼いて(家人に“イースト臭いパン却下!”と言われて)みたり…。

ちなみに、夏以後、今日までの記憶がおぼろではあるが、月1の間隔で家人による冷蔵庫駐在菌の粛清が行われていたような(私の死角が彼の目線の高さなため、気になるらしい)。あぁ、私ダメな、基本的に。

惣領冬実“チェーザレ 破壊の創造者”(→Wikipedia)。未邦訳資料に基づく、チェーザレ・ボルジア伝。友人Uさまより拝借し、はまる。

勢いあまって、塩野七生チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷”、“ルネサンスの女たち”(ルクレツィア・ボルジアの項)を読むが、う~ん…。

あの、解説の中に、突然創話がはさみこまれる文体が何とも落ち着かない。何らかの資料に基づいているのか、全くの創作なのかが見えにくいのも不満。両書の中で、文章がほぼ同じ箇所が多々あり、この部分は何らかの資料を訳している箇所かと思われるのだが参考資料の記載がない。内容面ももう1つ。ルネサンスの魅力的な時代と非凡な人物を描ききるのは並大抵のことではないということか。こういった歴史的なことは淡々とした新書の方が私には面白いのかもしれない(と本棚の“メディチ家”、“ハプスブルク家”を眺める)。

ただ、イタリアの、日和見主義の適当さは十分伝わった。

てきとう万歳。