とにかく消化不良…
久々、ドキュメンタリーを見たのだが、何とも消化不良でガッカリ。
その名も“9.11 N.Y.同時多発テロ衝撃の真実”
新人“Fireman”の成長を追うドキュメンタリー制作中に、偶然、同時多発テロに遭遇した取材班によって制作されたもの。
倒壊前のWTC内部の映像や倒壊の瞬間の映像もあり、音声も生々しい。
映像が訴えるものがあるはずなのに、ドキュメンタリー自体に主張がない上、挿入したスロー再生映像(BGM付)や独白がすべて裏目に出てしまっているような(冷静かつ丹念に映像を撮っているのに、“善良なアメリカ国民”の視点しかないせいか、訴えるものが見えてこないし、一面的な感を受ける)。ただ、感情を煽るような作りでない点は良かったが…。
生々しい音声が、耳の奥にこだましているのに……、なんともなんとも物足りない。