ネットオークション狂(もしくは検索狂)
この週末から彼がパソコンに取り憑かれてしまっている。朝起きるなりPCの電源を入れ、朝食もPCとお見合いしつつ摂り、夜布団に入ったと思ったら、突然起き出してきてPCとご対面。
何がそんなに彼を駆り立てるのかというと、ネットオークション(の落札価格チェック)。
“うわっ、漱石の初版が8000円。ありえなくねぇ?ちょっと来てみ、来てみ”と呼ばれ、覗いた途端“う〜ん、あと残り1日、まだまだ値があがるなぁ。ちょっと待って”と何やら検索(こっちは皿洗ってる途中のべたべたな手なんだけどな)。で、“えっ!? 近代の初版って古本屋でも1万弱で手に入るのな、うわっ信じれん”とPCに向かって一人ごちて、ここの本屋は云々あそこの本屋はナムナム。
そぉっと職場復帰して台所でゴニョゴニョしていると、“この絵入り版本、綺麗じゃねぇ?いつの刷りだろ?な、来てみ来てみ”と再度召集。
そんなこんなで深夜まで、オークションの出品・入札価格チェック及び一般市場の価格チェックは続くのでした。
“君がイマイチ盛り上がりに欠けて、この感動を分かち合えないのが残念だ”とは彼の弁。
……と言われてもねぇ。
(ちなみに本名を(オークションなどの)ユーザーIDにしている方がいると、私生活を覗いてしまうようでドキドキする。)