歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

涙がこぼれそうよ

食器を洗っている母が突然“手や足を傷つけたり、髪が抜けたこともあったのに、親を責めないでくれてありがとうね”と呟くように言うので涙がこぼれそうになった。

ここ十年ほど、病気の家族を抱えた母は、両手の指ほどの日数も1人で外泊をしていない。それでも私の産後に4泊5日を(おそらく身を切る思いで)割いてくれた母には感謝してもしきれない。年々骨ばって細くなっていく背中を正視できずにいたら、子どもが無邪気にいないいないバぁをするので泣き笑いになった。