2011-08-20 信濃の雲 日々徒然 山を覆うように垂れ込めてくる、重く、厚い雲が好きだ。 今暮らしている土地は、なだらかな平地のためか、信濃のような雲は見られない。 一茶の文章の中に、“雪を愛でるのは都の人くらいで、この土地の者は、霜月頃から雪が降り出すと気も塞がって、…2、3尺積もると牛馬の往来も途絶え…” という内容のものがあったように思う(うろ覚え)。 この土地の人は、垂れ込める雲を、どんな思いで見るのだろう。