歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

じいちゃん

じいちゃんが、鬼籍に入った。

6月1日、午前7時02分。享年104(行年106)歳。

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末っ子は1歳過ぎだし、じいちゃんは岩手だし、週末は彼の恩師の偲ぶ会や学会もあって、出張予定だし…。でも…。と逡巡するも、

“まぁ、亡くなった人より、いる人だよ(じいちゃんも故人なのだが…)”と、彼に後押ししてもらい、一路岩手へ。

ただ、寝てるだけ。のようなじいちゃんの口元に、水をつけさせてもらい、通夜に参列。

そのまま故人を偲ぶ会食となり、もてあました曾孫たちがパタパタと外に飛び出して鬼ごっこがはじまり、その楽しげな笑い声が、ほのかに座敷にも響いてくる。

“私たちも小さい頃、おねえちゃん(年上のいとこ)たちに遊んでもらったよね”

“うちの子たちも連れてきたかったなぁ”

“今度はいつ会えるかねぇ…”

なんてすぐ上の従姉と話ながら、駆け回る子どもたちを見たり、東北の魚を味わったり。

じいちゃんと暮らしていた(4世代同居)従兄のお嫁さんが、家の扉がバタンとなったり、物が動く音がして、じいちゃんが帰ってきてるみたいと話していた。

じいちゃんも、やっと膝の痛みやら不自由な身体から開放されて、好きに散策しているのかもしれない。