歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

ポーランド移民

これはポーランド移民の家。

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教会。非常に小さい。

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クリチバはポーランド移民の多い町。

ウクライナからの移民も多いとか。

一番はじめの移民はスイスからだそうで、意外に思ったのだが、確かにペーターなどは極貧だよなぁ。

日本の移民は金を儲けて帰る気で、ヨーロッパの移民は住み着く気だから、街作りその他に対する姿勢が違う、とクリチバの移民2世。

石川達三の『蒼氓』を読んでいたら、うちの親はブラジルに来なかっただろうなぁ、と移民2世。ああ、うちのおじいちゃんも、と移民3世。どちらもちょうど『蒼氓』が出た前後の移民。国にだまされたんだねぇ、としみじみ話すその口調に満州移民を重ねてしまう。

ただし、「日本にそのままいたら戦死していたろう、戦後、友人を捜した時、ほとんど戦死してたから」と言い、晩年は俳句を熱心に作り、人生を謳歌していたとのこと。少しほっとする。国の罪は罪として。

これはパラナ松。イタリア系の移民は、松の実を食べるのが好き。ローマの松のように大きい。最近は減ってしまったので、切るのは禁止だとか。

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