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歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

毒になる親

スーザン フォワード 著、玉置悟訳“毒になる親_一生苦しむ子供”(→amazon)読了。

本書は、“毒になる親(Toxic Parents)”の行為(≒虐待)によって、成人後の人生に困難をきたしている子ども世代に向けたもの。

親のパターンを“「神様」のような親”“義務を果たさない親”“コントロールばかりする親”“アルコール中毒の親”“残酷な言葉で傷つける親”“暴力を振るう親”“性的な行為をする親”の7種に分類し、子の人生に負の影響を与えうる行為を“毒”と定義して、具体例を挙げつつ解説。

毒になる親に育てられた子どもは、「自分に価値を見いだすことが困難で、人から本当に愛される自信がなく、そして何をしても自分は不十分であるように感じ」るとし、親の負の影響を断ち切るためには、「必ずしも親を許す必要はない」、「(許すという行為により)責任を負わなくてはならない人間(=毒になる親)から「罪を免除する」」必要はないと明言する。

本書は、1989年に出版され、邦訳での初版は1999年、文庫化は2001年とタイムラグがあるが、十分に読み応えがあり、面白い。しかし、

「単に「生んであげた」というだけの理由で、親は子供を好きなようにコントロールする権限を与えられてきたようなものだ」

という言葉は我が身にも刺さる。

来し方よりも行く方。子育てにもっと自覚的である必要を感じた一書だった。