歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

通りすがりの者ですが…(彼ネタ3話)

・帰宅途中の午後7時すぎ、すっかり暗くなった住宅街を歩いていると、ガレージの中でルームランプが煌々としている車に目がとまり、他人事と思えず、家のチャイムを押した彼。

“はい?”と中からの応答に、思わず口から出たのが、

“通りすがりの者ですが……”

・深夜2時過ぎ、彼がふと目を覚ましてしまって寝付けずにいた所に、寝ぼけてムックリ起き上がった2歳児。おもむろに部屋の隅の暗がりを指さして“ト・ト・ロォー、トトロー”と連呼(したらしい)。

ヤバイ! いかんものを見ちゃうかも…

と、咄嗟に思った彼。

寝ぼけた私の耳には、やたらテンションが高い“おっ、何だ、トトロのコップでお水が飲みたいんだねぇ”(と無理矢理思い込もうとしたらしい)という彼の声しか聞こえませんでした。が、やけに甲斐甲斐しいパパ効果で、あの夜以来、彼と2歳児の絆がぐっと深まった様子。

・平日の昼間、フラッと家に帰って来ちゃったり、朝から庭木を切りながら子どもを遊ばせていたりする彼。

出勤時間もバラバラで、出勤時もジャケットにリュックサックという出で立ち。

隣は何をする人ぞ?

親しくなった人に、彼の仕事を伝えると“ああ、どうりで”という反応を頂く。