歩くひと_ヒロクレ日記

旅した土地の思いで 子どもと暮らす 日々雑記

2005-03-06から1日間の記事一覧

竹原_町並み保存地区

「安芸の小京都」と言われる竹原。平安時代には、京都下鴨神社の荘園となり、中世には竹原小早川氏の治領となる。近世には製塩地として飛躍的に発展した。 また、竹原の町人は造塩による経済力を基に、文化面での素養を深めた。頼山陽((1780-1832)近世後…

竹原_町並み保存地区_春風館・復古館前

「春風館」は頼山陽の叔父、頼春風の家。安政2(1855)年の建築で、竹原の文化人、不二庵設計の数寄屋造り。「復古館」は「春風館」の分家(安政6年建築) 春風館の玄関口に“電話11番”の札が打ってあった。 2桁番号の時代に、電話をひいていたなんて… …

竹原_町並み保存地区_松坂邸・森川邸

松坂邸 江戸時代末期(文政頃)の建築を、明治12(1879)年現在の形に改築。「沢田屋」と称し、薪問屋・石炭問屋・製塩業・酒造業・醸造業を経営したという。 座敷は数寄屋風で統一されており、屋根は唐破風(カラハフ)の曲線を帯びた形、菱格子の塗り込め…

竹原_町並み保存地区_竹鶴酒造

享保18(1733)年創業。「小笹屋」の屋号をもつ酒造業(竹鶴ウィスキーで有名)。 中では、簡単な酒造博物館(徳利・猪口、酒のラベル、大福帳、酒造関係資料)になっており、冷酒のきき酒もできる。 思わず濁り酒を購入。すっきり辛口。ほのかに米(藁)の…

竹原_町並み保存地区_普明閣

普明閣は西方寺の観音堂で、明和2(1765)年建立。宝形造本瓦葺きの二重屋根、舞台作り。京都の清水寺を模したとされる。 普明閣からは、竹原の町並が一望できる。 近世より造塩で発展した竹原だが、明治以降はその経済基盤だった塩田をつぶす形で町が発展…